私、わかりません

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◆ 目が覚めると辺りは真っ暗。 感覚的に少ししか寝てないんだけどなぁ…… “グゥゥ……” お腹すいた……なんか食べなきゃ。 リビングにおりていくと、お皿を並べている蓮の姿が。 どうやら、私がいる事に気づいてないみたい。 ……ニヤリ♪ 私はゆーっくり忍び足で蓮の背後に回りーー 「……ワァァアアッ!!」 「うおっ!?!? てめっ……皐……!」 やば、蓮の目が鋭くなってる…… 思いっきり後ろから叫んだせいで、持っていたお皿が落ちかけてしまってピーンチ! 「帰ってきてみれば寝てる。 起きてきたかと思えば大声で叫ぶ。 ……お前はなんだ、バカなのか?」 「ね、寝てたのは、蓮が遅かったからだもん! それに、いつも言うけど私はバカじゃないっての!」 あ、バカのくだりで思い出した! 「そうだ。 蓮、今回のテストってどうだった? 10番位内入りそう?」 すると蓮は勝ち誇るように言い放った。 「当たり前だろーが!」
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