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目が覚めると辺りは真っ暗。
感覚的に少ししか寝てないんだけどなぁ……
“グゥゥ……”
お腹すいた……なんか食べなきゃ。
リビングにおりていくと、お皿を並べている蓮の姿が。
どうやら、私がいる事に気づいてないみたい。
……ニヤリ♪
私はゆーっくり忍び足で蓮の背後に回りーー
「……ワァァアアッ!!」
「うおっ!?!?
てめっ……皐……!」
やば、蓮の目が鋭くなってる……
思いっきり後ろから叫んだせいで、持っていたお皿が落ちかけてしまってピーンチ!
「帰ってきてみれば寝てる。
起きてきたかと思えば大声で叫ぶ。
……お前はなんだ、バカなのか?」
「ね、寝てたのは、蓮が遅かったからだもん!
それに、いつも言うけど私はバカじゃないっての!」
あ、バカのくだりで思い出した!
「そうだ。
蓮、今回のテストってどうだった?
10番位内入りそう?」
すると蓮は勝ち誇るように言い放った。
「当たり前だろーが!」
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