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昼飯を食べた後に電話が鳴った。
神山からだ。
神山は刑事で6ヶ月前に片付けた事件の際もいろいろと関わった敏腕刑事だ。
「博明か?山田から話は聞いたろ?これはまたややこしいことになったぞ」
神山の話によると、数百人単位で侵入者が既にこの世界に入り込んでいるらしい。
「何か作戦でもあるんですか?」
博明は神山に尋ねた。
神山はここで気がかりな事を言い出した。
「実は博明が以前に作った人口知能プログラムの¨如月亜紀¨を再び何者かが起動させようとした形跡を発見した。
あのプログラムは半年前に例の事件の終わった際に封印したはずだ。
しかし、今になり外部から起動させようとした形跡がある。
以前に博明が山田の世界に行った際にも¨如月亜紀¨のプログラムを使ったことで、山田の世界の犯人集団が何らかの利用を図るためにアクセスを試みた可能性があるな。」
博明は嫌な予感がした。
いつもの直感だ。
そしてその予想は強ち外れていない結果が待ち受けていた。
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