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「凌太、話があるんだけど?」
「ん?誰、あんた?…凌太の元カノ?」
女の声だった。
変なこと思いたくないけれど、
何故だろう、
怒りがこみ上げてきた。
「あんたこそ誰よ!?凌太のケータイでしょ?」
弓月は勢いよく叫んだ。そしてさらに、
「凌太に替わって!凌太の彼女ですぅ!」
するとケータイから耳を離したのであろうか、急に向こう側の声が小さくなった。ちなみに彼氏の名前は凌太という。
「凌太~。元カノからだよっ。昨日別れたんじゃなかったの?凌太ってウソつきねっ。」
笑っている。
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