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「…千鶴に言わなきゃならないことがあるんだ。」
「……なに?」
嫌な予感がした。
でも、私には大地の言葉を遮ることはできなかった。
「…俺、中3になるころにはここにいない。」
「……え?」
大地が言った言葉の意味がわからなかった。
「転校するんだ。俺。」
…“転校”
大地がいなくなる?
そんなのいや!
「嘘でしょ?」
わざとらしく笑ってみたけどダメだった。
だって大地、瞳が真剣なんだもん。
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