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某日 発熱イチマツ
12月11日 晴れ
今日は学校だっていうのにいつもより30分も寝坊した。
いつも凄く早く起きているから、なんら支障はなかったが、妹が居たら叩き起こされていただろうな。
炬燵で寝ていたせいか、体が怠かった。
ぼーっとしたけど、学校行けば何とかなるだろうと、黒雅を起こして朝食をご馳走した。
今日は調理実習があった。
中学校みたいに美味しいものじゃなく、非常食の作り方だったからすっげーまずかった。
正直、あんなもん食べ物の内に入らねーだろ。
差し入れは、二日酔いの黒雅に。
喜んでたべたかな。吐いたかな。
残飯処理は経験者に任せるしかないだろ?
それから、午後の授業は眠気との戦いで、それに見事負けた俺は罰として放課後残って図書室の掃除をした。
今時居眠りの罰で掃除とかやるのか…とか思いつつ、
図書室で喋る生徒達の恋愛話に耳を傾けていた。
誰其がカッコイイだのキモ可愛いだの…女子って何で話題が尽きないんだろうな。
掃除をしてると何やらいかがわしい本とか、薄っぺらい本とかわ、本当に使えるのか解らない魔法陣の本とかあって、今度眠くない時に来ようと思った。
家に帰ったら黒雅が居た。
何でまだ居るんだよと聞いたら、熱を出したので昼頃俺ん家に戻って寝ていたらしい。
俺も後で体温を計ってみたら38度もあった。どおりで体が怠い訳だ。
黒雅は帰る気が無い様だ。というか一人じゃ何も食べないだろうから、家に泊まらせる事にした。
具合が悪い時に一人って結構孤独だしな。
お粥、自分でつくったけど美味かった。
今日は早いけどこれで寝る。
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