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一方、総司は町の中心部を歩いていた。
「えーと、確かここら辺から聞こえてきたはずなんですが…、あ、あそこに人だかりが!!行ってみましょう♪」
ある甘味屋の前に人が集まっているのを見つけ、急いで走っていった。
「すみません、新撰組の者ですが、ここで一体何があったんですか?」
ザワザワザワザワ。
新撰組と聞いたとたんに、周りの町民達は一気に騒がしくなり、総司を避けるように一歩身を引く。
つい最近まで、壬生狼と呼ばれ殺人鬼と蔑まれていた新撰組は長州贔屓の町民達から嫌われていたからだ。
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