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…………。
シン―…とした空気。
ぷふっ
鼻を高くして言った少女が可笑しくて、男の子は思わず笑ってしまいました。
少女は少し、顔を赤らめています。
本気で言っていたみたいです。
「笑ったなぁ。このー」
こーちょこちょこちょこちょ!!!!!
突然、少女が、抱えていた男の子の太ももを擽りはじめました。
男の子は笑い出しました。
「あははははは!!!」
少女は続けます。
「やっ、やめてよお姉ちゃん!!……ははっ」
逃げようと身体をひねりますが、しっかり抱えられているので逃げることが出来ません。
「こーちょこちょこちょ。ほらぁー和樹ー、止めて欲しいなら納得しなぁー?」
「あはははっ、わっ、分かったよ……、お姉ちゃんは、僕の……あははは!!!」
擽りを止めれば良いものの、少女は容赦しません。
むしろ、面白がってやっているようです。
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