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羅は数年前、今海外へ飛び回っている両親によって保護されて家に来たんだ
゙人間ではないモノ゙は
特別な人にしか見えない
昔は皆見えてたらしいけど、今じゃほとんど見える人はいない
そしてなぜかそれと同時に
゙人間ではないモノ゙も
最近は見かけなくなってしまった。
だからこの辺りで
見える人は俺らだけってこと
そして必然的に゙人間ではないモノ゙を保護しなきゃいけなくなった。
まあ保護したぶん金もらってるからいいんだけど。
だけど、母さんも親父もひでえよな…
学校から帰ったら
[栗埜へ
ここら一帯はお前にまかせる
父さん達は仕事という名のバカンスへ行ってくる。
だから、よろしくな☆
父、母より]
というメモ書きと
通帳が机に置いてあっただけだったし!
つか、俺なんもしんなかったのに!
しかも面倒なやつばっかりおいていきやがって…っ
くそう
「りつやー?」
「あ、あー…ま、とりあえず飯作るから
みんな起こしてきて。」
「らじゃー!」
ぴしっと額に手をあて
ぴょん とベッドから飛び降りていった。
この家には羅以外にあと3人も厄介なのがいるんだもんなー…
「はあぁぁぁぁー…」
俺は長々とため息をついた
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