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「えっと本の場所を教えてもらいたいのですが」
「さっきも言ったでしょ?小悪魔に聞きなさい」
「聞いたのですが俺が探してる本の区間はまだ整理されてないとかで知らないらしいのですが」
そういうとパチュリーは
「小悪魔もまだ触れてないっていったらあそこね。分かったわ、教えてあげる。それでなんていうタイトル?」
鋭利は探している本のタイトルをパチュリーに教えた
「あーそれなら…着いてきなさい」
「はい」
パチュリーに着いていく
「これよ」
そして次々と探してもらう内に十四冊集まっていた
「ありがとうございます」
お礼をいうと
「いいわ、後で何度も呼ばれるよりマシだから」
「ごめんなさい…」
なんか怒ってない?
「怒ってないわ、だけど少し疲れたわ」
心を詠まれた!?まさか
「エスパーじゃないわよ、魔法使いよ」
いや、エスパーでした。本当にありがとうございます
「ただ、貴方の顔に「怒ってますか?」って書いてあったから分かっただけよ」
誰だよ書いたやつ、今すぐでてこいやー
「まぁいいわ。それであとは何冊なの?」
「あと一冊です」
「やっとか…」
本当にすみません
「それでなんていうタイトルなの?」
鋭利がタイトルをいうと
「ん?もう一回言って頂戴?」
聞き取れなかったらしい
こんなにも近くにいるのに届かないのかこの想い
「ねぇ早くしてよ」
「すみません」
そしてもう一度いうと
「ごめんなさい。その本はこの図書館には無いわ」
聞き間違いだろうか、きっとそうに決まってる
「えっと…それって無いってことですか?」
「だからそう言ってるでしょ?」
聞き間違いじゃなかった
「そ、そんな。それじゃある場所知っていますか?」
「知っていたら私が集めてこの図書館に収めておくわよ」
「そうですか。でもこれだけあれば大丈夫かもしれません。ありがとうございます」
「はいはい、それじゃ戻って詠みましょう」
そういってパチュリーは戻っていく
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