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「奥村…。お前、いつもより化粧濃くないか?」
「ったく、当たり前でしょ!?今日は私の白馬の王子様がやって来る日かもしれないんだから!!」
「白馬の王子?」
「そうよ!新しい課長が来るの!しかも超ーイケメンの!!」
「なるほど。それで女性陣の気合いが半端無かったんだな…えっ、もしかして高島も楽しみにしてるわけ!!?」
「えっ?」
「それがさ、やっぱり美桜は、全然なびかないのよ…どっか悪いんじゃないの?」
「ふふっ、そうかもね。」
本当に、私はおかしいのかもしれない。
ずっと、もう10年も一度も逢ってない“あの人”を忘れられないなんて…
椋先輩…
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