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「そうだな。じゃあまた会社を出たら連絡する。それじゃ…」
「はいはい、待ってるからな。」
そう言って電話を切った。
事情を見事に作り上げた俺は、無事に支社長室を脱出した。
だが時計は18:20。
間に合うか?
俺は全力で走り美桜のいる総務課に走る。
―バンっ!!
「はぁ…はぁ…はぁ…」
乱れる息もそのままに、美桜の姿を探す。
「あっ、星野課長…何かありましたか?」
あっ、この子は何かと美桜と話していた子だったはずだ…!
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