優しくしないで

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「おはようっ!高島!」 朝からテンションMAXの牧野くん。 駅に向かう私の肩をたたく。 「あっ、おはよう。こんな所で逢うなんて珍しいね?」 「そりゃそうだろ。俺、自宅は全く逆だし(笑)」 「えっ!!?」 「迎えに来た。」 「迎え……って?」 「高しっ……じゃなくて…。美桜を、迎えに来た。一緒に会社行こう?」 「牧野くん…」 素直に、嬉しかった。 今まで、何度か私を好きだと言ってくれる人が居なかったわけではない。 でもね、大体の人は私が10年も前から忘れられない人がいるって話すと、引かれてしまうのが現状…; こんなに優しくしてくれる牧野くんだってきっと… .
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