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「ん?星野君、高島と知り合いなのか?」
「いえっ…そんな事はっ…!!」
何か、後ろめたいものがあるかのように、咄嗟に嘘をつこうとしてしまう私。
でも…
「はい、彼女は高校時代の後輩なんです。」
椋先輩は、何食わぬ顔でそう答えた。
それもそうだよね…
隠さなくちゃいけない事なんて、何もない。
先輩にとっては、単なる“思い出”なんだから…
でも、それでも構わない。
夢でもいいから逢いたかった先輩が今、私の目の前に居るんだから!!
そして“美桜”って忘れないでいてくれたんだから…
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