1章

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後方に、いつのまにかもう一人。 次は誰? 「こっちは晃の父親、衛(マモル)さん。オレらの執事だ」 雅輝さんことお父さんが紹介する。 「お嬢様。失礼致しました。 悪気はないのでしょうが、何分この日をずっと待って・・・」 「親父ぃっ?!」 白鳥さんが慌てて白鳥さんの父の口を塞ぐ。 「はあ・・・。あの、白鳥さん、大丈夫ですか?」 「はい」「大丈夫だろ」 二人同時に返事した。 ま、マズイ。二人とも白鳥だっ。だって親子だし、という実に簡単な問題にぶつかる。 「あ、えと」 「晃でよろしいですよ?お嬢様」 突然ブラックスワンから執事に戻る。
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