1章

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ワンピースを片手に固まる私に、 「お嬢様?お着替えにならないのですか?」 ニヤリと笑って着ているワンピースのファスナーに手をかける。 「なっ?!何するんですかっ!! 自分で出来ます! っていうか、晃さんの目の前でそんなことするわけないでしょう?!」 この人、本当に変態なわけっ? 「そうですか。 それは残念」 さも嬉しそうに笑う彼。 「ああ・・・、ブラックスワンだ・・・」 本当、良く入れ替わるな。 「だ・れ・が、ブラックスワンですって?」 瞬間、くるりと振り向く彼。 独り言のつもりが・・・聞いてたのーっ?! 「い、いや・・・何でも・・・」
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