1章

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私は恐る恐る乗り込む。だって、黒のリムジンだよ・・・。 乗ったはいいけど、車内で二人っきりとか気まずくならないだろうか。 そう思っていたら、 「ところで、まだ説明不足なことがありましたね。これからご説明いたします」 相手から話してくれた。 そういえば、この人の名前も知らないんだ。 「私(わたくし)は、白鳥晃(シラトリアキラ)と申します。井上家に代々仕える執事の白鳥家26代目です」 バックミラー越しに目を合わせながら、耳をすませる。
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