第2章、平凡な日常

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 さて、友人のアドバイスはしっかり聞いておくもんだ。俺は席の後ろにあるロッカーから俺の武器、日本刀を取り出した。1,5メートル近くある長刀だがリーチも長く、そんなに重くないから扱い易い。 「でも、ケンも変わった物を使うね。」  確かに、クラス…いや、学校内で日本刀を愛用してるのは俺だけかな? 「そうか?まぁ今じゃ売ってないから珍しいかもな。これはじいちゃんからもらったんだ。なんでも特別な刀らしいけど、俺には普通にしか見えないな。あ、悪いが少し持っててくれ。砥石を取り忘れた💦」 そう言ってシュウジに刀を渡す。………バチッッ……… 激しい火花が散り刀がシュウジの手から弾け飛んだ。
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