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刀はシュウジの手から離れた勢いを残したまま床に転がった。
「大丈夫か⁉」
「あぁ…大丈夫。」
シュウジは手を押さえているものの、特にケガもしてなかった。
「いったい何だったんだ?」
「もしかして、これが特別な理由?ケンしか持てないとか?」
「さぁ?じいちゃんは持てたけど…よくわからないな…」
正直、かなり不安になっていた。俺はもしかしてとんでもない物を使っているんじゃないのかと…
俺の不安を感じたのかシュウジが
「大丈夫さ!俺もケガしなかったし、ケンは普通に使えるんだからさ。」
「そ、そうか……悪いな、迷惑かけて…」
さっきの騒ぎでクラスメイトもこちらを気にしている。
「いいさ。おっと、そろそろ授業が始まるな、それじゃまたあとで。」
シュウジが席に戻ると同時に先生が教室に入って来た。
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