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たかみなが嫌いなんじゃない。
好きなのに冷たくしちゃう。
歩きながらちらっと見ると
悲しそうにするたかみな。
気まずいな。
ごめんね、たかみな。
「今日、インタビュー?」
頑張って沈黙を壊した。
堪えれなかったから。
「あぁ、たしかそうだよ。」
笑ってる。
悲しいはずなのに笑ってる。
なんで?
「ていうかそんな暗い顔すんな!
あっちゃんらしくない」
私らしいってなんだろう。
わかんないよ。
「べつに暗い顔なんて」
「してるだろ。私にはわかる。」
嘘だ嘘。どうせ適当でしょ。
「え.なんで」
「見てきたから。
この6年間ずっと。
辛い時も嬉しい時も悲しい時も
全部全部、私は知ってるよ」
私は何も言えなかった。
まさかたかみながこんなにも
私のことみてくれてたなんて
予想外だったから。
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