あの日も雪が降っていた

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美奈はミニチュアサイズの中庭の木々を眺めながら、少しずつ語り始めた。 「璃緒……いまからあたしが話すこと、独り言だと思ってね。あたしは恋愛の為に親友を捨てるのはおかしいって思ってる。だって恋愛は一時的、親友は永遠、でしょ」 ふうっと息を吐くと美奈はまた遠くを眺め始めた。
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