出逢い

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  亭主関白的だった相方は、私と付き合いだして変わった。 家のコトもある程度するようになった。 でも私とチビを好きかと問えば、 「犬でも猫でも、なつかなきゃ気にもしないがなつくと情が生まれるだろ?」 と、言われた。 それでも、相性が合わない訳でもなく、長年に及ぶ付き合いや、優しく厳しい頼れる相方と、生涯を共にする気でいた。   私にとって博識の相方は充分過ぎる相手だと思っていたし、お互い結婚する気は無かったが、どちらが先に逝っても看取る約束をしていた。  
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