第九話 連鎖エフェクト

19/28
3673人が本棚に入れています
本棚に追加
/673ページ
「なるほどなるほど。部活を愛してるわけだな」 「んーまぁそんなとこかな。えへへ」 頭をかいて照れくさそうに笑う茉莉。 サッパリした性格にハキハキとした口調、身長は高めだけどスタイル抜群な女の子。 とても魅力的である。 「紗那はどうだ?彼氏は?」 「……」 「ん?どうした?」 「……」 紗那は無言のまま、俺の言葉に反応を見せる素振りもない。 完全なるシカト。 もしかして彼氏がいるから言いたくないのか? 「あ、あ~えっと、それよりも兄さんはあの子とうまくいってる?」 「あの子?って明菜の事か?」 「そうそう!」 茉莉は俺の会話を無理矢理ねじ曲げる。 まるで俺の質問がタブーだったかのような感じだ。 俺、何かまずい事言ったか? 「あぁ順調だよ。何も問題はない」 紗那、彼女の中にはもしかしたら、俺の知らない闇があるのかもしれない。
/673ページ

最初のコメントを投稿しよう!