俺の青春

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学校初日も終わり 今はハルカと下校している。 「入学式のあの校長の話ちょっと長すぎやと思えへん?もう肩と足が凝ってたまらんわ」 「そうか…??」 俺はその時妄想ワールドにいたから結構短く感じたんだがな。 「なんなのよ。どこの校長も話ながいねんから…『長』ってつくと話まで長なるんやろか(笑)」 ハルカはそういいながら笑顔でこっちをみてくる。 「…」 あぁ…ハルカの笑顔もいいなー… と、妄想を膨らませているとハルカが 「ちょっと!うちがうまいことボケてんからなんかリアクションしてやっ!」 っといってきた。 「あ、ああごめん。」 「もぅ~。」 ヤバイ…ちょっと拗ねた顔もカワイイナ…。 「で、ハヤトはこのあとどっかいくん??」 「あぁ、ちょっとゲームを買いにな。」 「それって、もしかしてパラレルクエスト??」 「なんだハルカ知ってるのか?」 「知ってるも何もテレビつけたらいつもこの宣伝ばっかやし知らん人いいひんって」 ですよねー。 今、世界で話題のリアル体験RPGだから誰でもしってるか。 「じゃあ今から買いにいってくるね。」 「うちも暇やからついてくよ」 ということで、ハルカと一緒に買いにいくことになった。 「着いた!」 でもなんだこの人混みは…!! 普段人のいないガラガラの狭い店だってのに。入り口まで人がならんでやがる。 「うそやんー。ハヤトこれに並ぶの??」 「まさか。俺はこういうこともあろうと予約しといた。」 有名なゲームの発売時には混雑が予想されるため予約するためには500円の手数料がかかるから、大抵は予約しない。 だか逆に500円払って予約すれば並ばずにゲットできるぜ!しかも予約特典付き← ドヤッ! と、隼人が浮かれていると 「ハヤト…うちもこのゲーム買いたい…」 「…え?」 「だから!うちもこのゲーム欲しいねんって!」 どうやらハルカもゲームが欲しいようだ。 しかし、この列を並びたくない… しかし、隼人には考えがあった。 「俺に秘策がある。ハルカはここでまってて」 といい 店のレジへ直行した。
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