貴方に会いたくて。

手紙。

貴方が戦争に行って…何日日がたったのでしょう。

手紙も電話もしてくれませんね。

そんなに敵国は強敵でございましょうか…私は心配でございます。

早く連絡ください。

…私はあの人に何通もの手紙を送った。

でも、それは届いてるのか届いていないのか定かではない。

郵便配達の人に聞いてもどうにもならなかった。

あの人が日本国のために戦争に行く直前、私にこう言いました。

『俺がこの戦争で死ぬとでも？負けるとでも思うのか？…心配するな。貴様を置いて死ぬわけがなかろう。俺を信じろ。』

そう言い放ち、私の頬にキスをし車に乗り込みました。

それが最後に話した、あの人の言葉…