自ら望んだバッドエンド

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親友である『彼女』は変わらなかった 異性にも拘わらず家族への好意にも似た友愛を示す、それが彼女だし、僕自身もその好意を享受した しかし、『僕』は変わってしまったのだ 彼女との差、性別という決定的な差にどうしようもなく気付いてしまった瞬間から 一種特別な彼女のことを異性として、何らかの欲求の対象として見てしまうこと、それは自己を曖昧にしか捉えられない僕にとって禁忌と言っても過言ではない程確固として存在する定義なのだ、何故か、なんて理由はわからない、わかりたくもないけれど …詭弁だ そんなの、とうにわかってしまっているというのに だから僕は残酷な終止符を (「もう、君とは会えない」と)
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