私は由利奈

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「私は橋本由利奈ですよろしくお願いします。」 「皆さん橋本さんに挨拶を」 『よろしく』 「橋本さんは奥村の隣の席ね。」 「はい」 「俺奥村拓海よろしく」 「こちらこそよろしく」 1時間目は国語だった。 私は国語が大の苦手だった。 でも隣の拓海くんは国語が得意だったから教えてもらったりしていた。 数日後国語のテストの日になった。 そしてその次の日国語のテストが返ってきた。 私はドキドキしていた。 次は私が呼ばれる。 「橋本さん。」 「はい」90点だった。 前まで国語のテストは65点だったけど、90点になって嬉しかった。 拓海くんが「なん点だった??」と聞いてきた。 「90点だよ。」って私は言った。 「俺も90点だよ。一緒ぢゃん」 「ありがとう。こうしてくれたのは拓海くんのおかげだよ。」 「そうかな?」 「うんそうだよ」 「そっかぁ。」 拓海くんは見た目不良だけど優しい人だった。
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