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どうして・・・・。
ウラン・・・・。
しばらくするとウランは羽ペンを取りだしサラサラと紙に何かを書き始めた。
兵天使、裁天使はその様子を見守る。
ウラン:『クラウド、お前にはこの罰がふさわしい。』
ウラン:『罪人、クラウドを・・・・』
僕の目の前にウランが書いていた紙がハラハラと落ちてきた。
目をやるとそこには・・・・
『落殺の刑に処す。』
【落殺】と言う文字が焼き付いていた。
途端に辺りがざわつく。
当たり前だ。落殺という刑は余りに残酷な上、確実に死ぬ。
つまり死刑を意味するのだ。
そんな残酷な現実を知りながらも何故か僕は冷静だった。
ウラン:『はははははははははは!!!!!クラウド!!さよならだ!!精々地獄で私の事を恨み、呪うがいい!!』
ウランは高い歓声を上げながら兵天使を引き連れ神の間から姿を消した。
『ぐあぁああああああぁっ!!!』
そのあと僕は羽を刃物で切り裂かれた。血が滴り床を赤いシミが覆っていく。
痛い・・・・・・・・。
出血が酷く、身体からどんどん血が流出していく。
あぁ・・・・やっと・・・・
死ぬことができるんだ・・・・。
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