2人が本棚に入れています
本棚に追加
「なぁ」
黙っていると突然話しかけられた
「ひかりって呼んでええ?」
なんやねん、こいつ
いちいち聞くなや、めんどくさい
「アカン?」
私はめんどくさくなって、黙り通そうとした
すると突然顔を覗き込まれた
「…っ」
「んふふ、ひかり顔真っ赤や」
ニコニコしながら言うそいつは、どこか嬉しそうやった
でもいきなり顔を覗き込まれて怒った私は、そいつに怒鳴った
「さっきから自分なんやねん!!ほんまうざい!!」
あーぁ
やってもーた
これで契約は解除される
養子にならんですむんや
そんなことを思っていると
ちゅっ
頬にキスされた
私は突然の出来事で、声が出らんやった
やっと状況が把握出来て声が出せるようになった頃には、そいつの家に着いていた
最初のコメントを投稿しよう!