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「なぁ」 黙っていると突然話しかけられた 「ひかりって呼んでええ?」 なんやねん、こいつ いちいち聞くなや、めんどくさい 「アカン?」 私はめんどくさくなって、黙り通そうとした すると突然顔を覗き込まれた 「…っ」 「んふふ、ひかり顔真っ赤や」 ニコニコしながら言うそいつは、どこか嬉しそうやった でもいきなり顔を覗き込まれて怒った私は、そいつに怒鳴った 「さっきから自分なんやねん!!ほんまうざい!!」 あーぁ やってもーた これで契約は解除される 養子にならんですむんや そんなことを思っていると ちゅっ 頬にキスされた 私は突然の出来事で、声が出らんやった やっと状況が把握出来て声が出せるようになった頃には、そいつの家に着いていた
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