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「ただいまー」 うわっ こいつん家でかっ… 「あら忠義とひかりちゃん、お帰りなさい」 多分この微笑んでる女の人が母親やな めっちゃ優しそうな目しとる 「とりあえず、リビングでお話しましょう」 私は忠義に手を引っ張られ、リビングに行った 「忠義は紅茶でいいわよね。ひかりちゃんは紅茶飲めるかしら?」 こうちゃ…? こうちゃってなに? 私お茶しか飲んだことないで? 私が戸惑っていると、忠義がさりげなく 「ひかりはお茶が好きだと言ってましたよ」 とフォローしてくれた ん…? 私お茶好きとか言うてへん しかも、敬語になってへんか? さっきまでの関西弁はなんやったん? 「じゃあ、お茶いれましょうね」 まぁよく分からんけど助かったわ 忠義にありがとうを言おうと振り向くと、忠義もこっちを見ていてくすくすと笑った 「危なかったな」 「あっ、お、おん…」 私がそう返事をすると、さらに顔を崩して笑った
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