三章

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もう、髪の毛は乱れて制服のボタンは半分まで外れている。 京介はゆっくりと体を起こさ私の方へと近づいてきた。 「…やめて……お願い…」 怖い。京介の目が。初めて京介を男の人だと思った。私は抵抗する力が出ないし、怖くて体が言うことをきかない。 「………由香、俺がどんな気持ちか知ってる…?」 京介は私の前に立って聞いた。京介の目は少し潤んでいる気がした。 「…………ごめん」 そう言い京介は部屋を出た。私は追いかけることも京介て呼ぶこともできないでただ、その場で座ってるだけだった。
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