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そう言って女が鞄の中から取り出したのは、女が勤めているキャバクラの名刺で裏には携帯の番号とアドレスが書かれてある。
「ちゃんとしたお礼したいんですけど、時間も遅いし今何もできないので今度お店に来てください。あっ、もちろんお金は私が出しますから」
「別に気を使わなくていいのに……まぁ気が向いたら行くよ」
「はい!ぜひ来てくださいね」
そう言って翔は女と別れ、自宅に帰った。
食べようと思っていた弁当は走った影響でグシャグシャになっていて、とても食べる気になれず体力も限界だったので、すぐにベッドに横たわりそのまま深い眠りに入っていった。
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