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【能力の発動条件はイライラした気持ちだ。確かに3回目の時も集中している時に話しかけられてイライラしてたな】
翔は大きな溜め息をついて天井を見上げた。
【イライラした気持ちが相手に伝わっちゃう能力とか最悪だ】
【まぁ、まだ確定した訳じゃないから何度か試してみる必要がある。てか試すにしてもわざとイライラするのって難しいな】
【ふぅ……とにかく明日はバイト休もう。こんな訳のわからない能力に気付いてしまったらバイトなんて行ってられないし】
こうして翔は頭の世界に入り込んで30分も湯に浸かっていた。
酔いはさめた感覚ではいたが、実際にアルコールが抜けている訳ではなかったので、酒の影響とのぼせたせいで、フラフラしながら風呂を出て服を着ると、そのまま布団の中に入り眠りについた。
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