操り人形

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―――――――――――――― おはょ(≧∇≦) 超能力の実験は順調? 2日間連絡無かったから気になってたんだ(o^∀^o) 今日も明日も仕事休みだし暇してるんだぁ(・_・;) もし私に協力できる事があったらいつでも連絡してねっ☆ ―――――――――――――― 【連絡が無かったって?昨日美菜に送った思念は届かなかったのか?】 翔は美菜宛に「昨日の午後3時半頃は何してた?」とだけメールを送って携帯を閉じた。 【さて……。能力で金を稼ぐ方法を考えないとな】 【自分で行動を起こすと危険もあるし、能力がバレる可能性がある。何かとリスクが大きい。昨日の一件で嫌というほど実感した】 【じゃあ、他人を使って自分の代わりに稼がせる……思念で人を操ったりできたら良いんだが、それは不可能――】 【不可能か?確かに完全に操ることはできないかもしれないが、ある程度なら――】 翔は考え込んだ。 思念を使い、他人を使って金を稼ぐ方法を。 ――そして 考えをまとめると、それをすぐさま実行に移す。 【まずはターゲットを探す必要がある。ターゲットは心に闇がある人間。この世界に嫌気がさしてる人間。何かに縋(すが)りたい、誰かに助けを求めている人間】 【ニート、引きこもり、風俗嬢、イジメられている学生】 【そういう人間が最適だ】
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