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【あれ？ＯＫじゃないのか？】
「もしもし。どうした？」
「どうしたじゃないしっ。いきなり思念が聞こえてくるからビックリしてコーヒーこぼしちゃったじゃん！」
「ああ、ごめん」
「そんなに気にしてないから良いけどね。でも心臓に悪いから、なるべく電話かメールでお願いしますっ」
「これからは気をつけます」
「あ、さっきの話だけど、お客さんには伝えておくね！」
「ありがとう。それと言い忘れてたんだけど、美菜も俺も現地には行かない方が良いらしいんだ」
「どうして？」
「よくわからないけど、カウンセリングは相手と２人きりの方が良いらしい」
「そうなんだ。了解ですっ」
「こんな頼みを聞いてくれてありがとね。また連絡するよ」
そう言って電話を切る。
しばらくすると客から日時と場所の承諾が得られたと言う内容のメールと、名前や年齢が書かれた顔写真付きのメールが美菜から届いた。
明日、リストラされた客と会うことになった翔は計画を頭の中でまとめると、早々に布団の中に入った。
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