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「ねぇねぇ~メル~」
まのぬけた感じで話しかけてくる、赤髪ポニテのフロウ。
「よかったねぇ~みんないっしょで」
フロウの言うみんなとは、フロウ、ジン、フュート、メルティの幼馴染み4人のことだ。
「そうだね。まぁみんなまた、仲良くしよう。」
銀髪を光らせながら、ニコッって感じ?の笑顔をメルティは見せた。
―数分後―
休憩時間が終わり、また授業が始まった。
「前の時間に発表した班に別れて、自己紹介をしてもらう。なお、固有武器、自分の属性、憑依獣をわすれずに」
…ざわざわ
「もう憑依獣がいるやつがいるのかよ…」
…ざわざわ
『憑依獣』と聞いてクラス全体がざわついている。
ここで少々説明がはいる。
固有武器とは人が体内から魔力といっしょに出すことができる武器である。その人が使いこなせる武器がでることが多い。また、その人の本質を表す。
属性とは、その人が宿す魔力の属性を指す。まれに2つ以上の属性を宿す人もいる。
最後に憑依獣とは、体内に宿ることができる獣で、その人に属性等の能力があわないと、獣も宿らないのである。
「静粛に!」
キイアがかなりの大声をだす。
声をだすものはいなくなる。。
「そのプロフィールで陣形、作戦を決めてもらう。
あと、先日行われた身体検査が届いたのでそれを参考にしてもらっても構わない」
キイア先生の長い話しが終わり、クラスがまた騒がしくなった。
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