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未練たらしい口約束を
繰り言のように
かわしていたころが
幸せだったのかも
さよならまたねを重ねるごとに
君の本質的な脆さに
フタをしていた
うすいガラス越しに
こうして私達は
確かに遠くなった
だんだんぼやけていく 輪郭も
最後は互いに怒声を発していたかもしれない 私の方だけでなくて
やがて姿がわからなくなっても まだ
何かを信じていただろう
でも 見たから
静かに さよならの後にまたねを強制した
私の欲に 君が押し潰された
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