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一階に降り、台所の食卓テーブルに向かい合って座り夕食を食べ始めた。
『渚?』
『ん?なに?』
『いや、あのさ。』
『あ、美味しいって言いたいの?今日は結構、自信あるんだ。』
そう言いながら少し幼さは残っているもの、大人になりつつあるキレイな顔で渚が笑った。
(あぁ、この笑顔で男はみんなやられるんだろうなぁ。)
そんなことを渚が笑う度に僕は考えてしまう。
『うん、美味いよ。じゃなくてそれもだけどさ、あれ、生徒会長のさ、先輩。そのー。』
『あぁ、言いたいこと分かった。うん、コクられたよ?』
『お前超能力者みたいだな。で、何て言ったんだよ。』
『めぐちゃんとは産まれた時から一緒ですからね。好きな人いるからごめんなさい。って言ったよ?』
『ふーん。そっかそっかぁ、好きな人いるからごめんなさい。かぁ、ってお前好きなやついんの!?』
『そりゃー私だってもう14歳の女の子だよ?好きな人ぐらいいるよー。』
『あ、あっ。そうだよなー。俺達もう14歳だもんなー。うん、で?』
『で?って?』
『いや、だから誰なの?って。』
『、、、知りたい?』
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