序章

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―――――― ――――――― ―――――――――。 「うっ、うぅ・・・・」 やっぱり泣ける・・・・ 考え方や生きた場所が違う男女が、色々な苦難を乗り越えながら二人で幸せになるというどこにでもありそうな話だが、この本はどこか親近感を覚えてしまう。 「やっと終わったなぁ~」 涙を拭い、達成感に浸りながら、読み終えたその本をペラペラめくる。 って言うかメチャクチャ穴あきだよね・・・・・・ 本に空いた穴から部屋の蛍光灯を覗きみる。 「・・・・・・・・・・・ん?」
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