序章

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 光に当たった部分が、微かに透けている このページだけ透かし紙になってるのかな・・・? 「あ、なんか字が見えた」 ゛四季は回れど春は来ず、年は経てども貴方来ず。 愛しい貴方は今どこに―――――――――逢いたいよ・・・・●● ずっと貴方だけを想い続けるよ。 ″ 相手の名前のところに穴が空いていてちゃんとした名前が判らない。 「 四季は回れど春は来ず、年を経てども貴方来ず。 愛しい貴方は今どこに――――か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?」 本をゆっくり下ろし、顔を上げた私の目に入ったのは―――――――― 刀、だった。
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