3回目の2022年7月13日

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「あれ? 陽一くん、どうしたの急に?」 ドアを開けると、まず驚いた顔の彼女が出迎える。 無防備なタンクトップ姿で、ブラのラインがクッキリと分かる。 「営業先が近くだったから、直帰したんだ」 今日は水曜日、平日だ。 1回目は、「仕事をサボった」という理由にした。 そしたら怒られた上に、部屋へは入れてもらえなかった。 「そう、でもごめん。部屋散らかってるから……」 急に行っても、彼女は僕を部屋に入れたがらない。 それは2回目の時点で分かっていた。 「喉がカラカラなんだ。なんか飲ませてよ」 「あっ、ちょ、ちょっと」 半バ強引に入らないと、この部屋には入れない。 玄関を抜けると、洗面所と台所と経て、リビングへ繋がっている。 リビングはまったく散らかっていなかった。 けれど、洗濯物が干されていたんだ。 外は晴れなのに部屋干しをしている。 2回目のとき、それについてを尋ねると「このまえ、下着を盗まれたって言ったじゃない」と返された。 たしかに、2022年7月に美紀の下着は盗まれた。 「本当に、急とか困るんだけど」 美紀は冷蔵庫から冷たい麦茶を取り出した。  
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