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右頬に一発。重たい拳がのしかかる
直ぐに頬は赤くなる
「テメェ、女子泣かせてこんなもんで済むと思ってんのか」
腹部に、頬に、殴る蹴るの暴行を僕は受けた
10分ほどの暴行を加えた男子は横たわる僕に痰を吐きかけ去っていった
意識がほんの少し遠い
このまま目を閉じて明日が一生来なければいいなどと考える
そのとき、ひんやりとした物が頬に置かれた
「大丈夫?」
頬にはハンカチが、そしてすぐ隣には白井 沙樹がいた
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