風桐 舞(偽)

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 僕と白井は学校のプールのベンチに腰掛けた  冬ということもあってプールには誰も近寄らず僕と白井が二人きりになっているこの状況は僕達しかしらない 「……」 「……」  お互いに何故か言葉が出なかった  沈黙にたえられなくなった僕は白井を見て言う 「白井さん、さっきはありがとう」  白井はビクッと小刻みに震えた 「全然です。というか名前知っててくれたんですね」  白井は微笑みかけたが、どこか切ない表情をしていた
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