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「木更 真琴、よろしく」
「私の名前は白井 沙樹です。よろしくね」
自己紹介がすんだ僕達には再び沈黙が訪れ話題を探した
「えっと、あの、白井さん、趣味は?」
会話の基本などわからない僕はとりあえず質問をすることにした
白井はニコリと答える
「最近は都市伝説なんかにハマってるかな……?けっこう面白いの」
「へぇ……意外だね」
「あはは、やっぱり変かな?」
「全然だよ」
「木更くんの趣味は?」
「僕の趣味?」
僕は首を傾げる
「うーん……犬のさんぽ」
ププッと白井は吹き出した
「ごめんなさい!私、溜められると笑っちゃうの!」
白井は僕を見つめながら謝る
「……犬のさんぽ」
白井はまた吹き出した
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