風桐 舞(偽)

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 冬の風が僕と白井に降りかかる  白井がくしゃみをした 「そろそろ戻ろう」  僕は白井に言う  白井は僕から目を離さずに、ポケットから携帯を取り出す 「あの……よかったらアドレス交換しませんか?」  小刻みに真っ赤な顔をして震える白井を見て僕はほんの少し愛しさを感じた
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