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なに、俺がいない間に君ら…。
「ごめん。いつも呼んでたから、つい」
「は?いつもっ?」
「……ん?」
馬鹿だ。
「お、おめでとう?2回続けてそこの席になるなんて、ある意味強運っす」
「凶運ね…」
…ふーん。お前だけお近づきになったワケだ。
ってことは、あの子とも…―。
「入院生活暇だったろ」
「うん、まぁ」
「針で縫ったんだろっ。痛かった?」
「んー…?」
俺を囲んだ友人からの問い掛けに相槌を打ちながら、教室内を見渡す。
まず最初に視線を向けた先は。
……ん?
「鮫島?」
「……」
「お前病室に、ノリってもんを忘れてきたんじゃないか!?」
ワラワラと集まる男共が、俺の視界を遮る。
肩やらどうやらに遠慮なしに飛び掛かってくるもんだから、完治してない傷が疼いた。
「お前らいてぇ、よっ」
けど、その痛さなんかよりも意識が向く場所。
ベランダ側窓際の、一番後ろの席。
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