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そ…か。もう、4ヶ月なんだ。
「んんっ」
教室に、先生の咳払いが響く。
クラスの皆は近くの人と顔を見合わせたり、机をジッと見つめていたり。
本当にこの席はみはらしがいい。
ギュ…
机の下にある手がスカートを握った。
自分の表情を確かめることは出来ないけど、きっと、無表情だと思う。
先生が動かす口を、ただ真っ直ぐ見据えていた。
今年は…進路も決めて、受験や就職試験があるよ。
お別れ遠足もあるらしいし、卒業アルバムに載せるクラス写真も撮るんだって。
サメジマくんが居るときに…撮りたかった、な。
「早いもんだな。けど、長かった気もする」
はい…。
「あいつだから余計だな。いつも賑やかだったから、欠けると気持ち悪いくらい静かで…」
分かってるよそんなこと。だから先生、そんな顔で話をしないで。
「……」
先生は急に黙って、窓の方に顔を向ける。
私もつられるように、首を回した。
窓の氷はすっかり溶けて、ここから見える校庭の木々達は、鮮やかな緑色の葉っぱをつけていました。
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