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「鮫島が居なくなって、4ヶ月が経った」
長かったな…ホント。
「んんっ。早いもんだな。けど、長かった気もする」
…長かったよ。
教室はやけに静かで、妙に落ち着かない。
クラスの皆は、どんな気持ちで聞いてるんだろ。
…いざ教室に入って無反応だったら、この隠れてる行為がどれだけ恥ずかしいものになるか。
「欠けると気持ち悪いくらい静かで…」
その言葉と同時に、ザワつき始める教室。
間宮がニヤけながら、肘で俺の横腹を突いてきた。
ぶっちゃけそこも、まだ痛いんす。
……。
自分でも緊張してるのが分かる。
学校に来る途中、車の中。
皆に忘れられてないかとか、4ヶ月も会ってないのに皆の話についていけるかとか、不安だった。
「……」
「…鮫島?」
事故に遭った瞬間、体が宙を舞う瞬間に、後悔したことがある。
“メアド聞けばよかった”
“もっと話かければよかった”
“もっと自分を知ってもらえばよかった”
“気持ちを伝えればよかった”
その瞬間、君がどんな顔をするのか見てみたかった。
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