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あ〓やっと辰夫から離れられた…
もう毎日あのヌメッとした顔見たくないわ…
「おっみっちゃんおはよう!オレよー女と言えば近所の婆さんくれーしかほとんど見ねえからよ、毎朝みっちゃんに会えるの楽しみにしてんのよ。和風美人だしなあみっちゃんは!」
あ…今度は漁師の政次郎だ。
また一方的にベラベラ喋ってるし。
「あ、はい…おはようございます。」
今日も藤色のジャージに紫色の長靴だし。気持ち悪いなあ。
もー挨拶するのも苦痛だわ!
和風美人とか意味分からないし!
「いや、ほんとによ、ショボくれ婆ばっか見てるとよ、みっちゃんが目の保養っつーの?それなんだよ!あーオレみっちゃんに男が出来たら泣くわー!ワッハッハッハッハ!」
は!?
目の保養?
私に彼氏が出来たら泣く?
寺門ジモンみたいな顔して何言ってんだよオッサン!!
もう早く逃げよう。生理的に無理。
「はあーオレもいい年だしよ、親は結婚しろ結婚しろうるせえけどよ、こんな婆しかいない町じゃあ無理だろ?なあ?あーみっちゃんが早く高校卒業して大人の女になったらなあ!すぐ嫁に貰いたいぐらいだよ!そしたらすぐ子供仕込んで、お」
…ハアハアハア
大分走ったけど、アイツ私いないのお構い無しで喋ってるじゃん!
声が馬鹿デカイから途中まで嫌でも聞こえるしウザすぎ!
なんか私を嫁に貰うとか子供仕込むとか言ってなかった!?
それってつまり私とヤりたいってこと!?
絶対イヤーーーーーー!!!!!!
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