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そして病院では呆れた顔の母と、親とは真逆に血相を変えて「すっ飛んで来ました」を体現した弟にガッツリ怒られた。
体内に何個か混じった破片を摘出するからと1日入院するのが決まり、母がその手続きやバイト先に事を話す為にと病室から出て行ってから
「気を付けろってメールしたじゃん!!馬鹿なの?ほんと馬鹿だね!!頭じゃなくて良かったけど、顔だったらどうすんだよ馬鹿!!ほんと馬鹿!!シャン●ス(ワン●ース)気取りか馬鹿!!!!」
「ちょっ。そんな馬鹿バカ言わないでよ!それにメールなんていつしたの?」
「本当の事じゃん馬鹿。メールは…多分18時とか、」
「バイト中携帯持ってないもん」
「………まじ馬鹿」
はぁぁと大袈裟に溜め息を吐いて、頭をぐしゃぐしゃに掻きむしる。
それが本当に心配をかけてしまったんだなと思うと、不可抗力ながらに罪悪感が生まれて素直に「ごめん」と謝った。
けれどもその後届いた私の荷物から財布を取り出して抜き取られた諭吉を見て罪悪感なんてすっ飛んだ。
「なんで諭吉!!!!!」
「俺タクシーで来たんだもん」
「家から!?なんでっ!?」
「バスとか電車乗り継ぐと一時間以上かかるじゃん。車は20分」
「一万もかかんないでしょーが!!」
「忠告無視と心配料」
流石に殺意が沸きかけた。笑
けど、弟が『大嫌いな病院』に自分から来たのだと分かったから、沸いた物を沈下する事にする
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