はじまり

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翌日 in車内 「久しぶりだな、真琴。」 『そうだね、真兄。母さん達の知り合いって真兄のことだったんだね。』 真兄こと、桜祇真人(サクラギマサト)。俺が此れから向かう星華学園の理事長をしている。 ちなみに俺は、桜祇真琴(サクラギマコト)。学園では、扇真琴(オウギマコト)と名乗るつもり。少し訳有りで、桜祇一族の中で俺は行方不明中。知っているのはお祖父様こと桜祇一族の総帥と真人兄さんと弟の真尋のみ。小さいときに色々あったんだよね~ と、車を走らせること一時間。 学校とおもしき建物の前に到着した。 まるで御伽の国のお城のような建物だった。 「お待ちしておりました、扇真琴様、理事長。温かいお飲み物を用意しておきましたので、早速いきましょう。」 『はい』 「ああ」
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